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「金庫までこじ開けた!」FBIがフロリダのトランプ邸家宅捜索 大統領退任後に機密文書持ち出し

2022年8月9日 19時29分
トランプ前大統領の邸宅マールアラーゴ=2021年1月、フロリダ州で(AP)

トランプ前大統領の邸宅マールアラーゴ=2021年1月、フロリダ州で(AP)

 【ワシントン=吉田通夫】トランプ前米大統領は8日、声明を発表し、南部フロリダ州の邸宅マールアラーゴが連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けたと明らかにした。容疑は不明だが、米メディアは大統領退任後の不正な公文書持ち出しが捜査対象と報じている。トランプ氏は2024年の次期大統領選への出馬に強い意欲を示しているだけに、「民主党の攻撃だ」と強く反発している。
 前大統領が強制捜査の対象になるのは極めて異例。トランプ氏は声明で「マールアラーゴが大勢のFBI捜査官に包囲され、攻め込まれ、占拠されている」と説明。「彼らは金庫まで破った」と述べた。
 トランプ氏は昨年1月にホワイトハウスを去る際、一部の公文書をマールアラーゴに運び出したことが米報道で明らかになっていた。国立公文書館は今年1月に15箱分を回収し、2月には国家安全保障上の機密に分類される文書が含まれていたと説明。破られた文書もあった。
 大統領記録法は在任中の記録を保管し退任時に公文書館に引き渡すよう定めており、故意の隠蔽いんぺいや破損には刑事罰が科される。公文書館は同法違反の可能性があるとして司法省に通報していた。
 トランプ氏を巡っては、下院特別委員会が昨年1月の議会襲撃事件の責任を追及しており、同氏が在任中の記録提出を拒んで問題になったことがある。また、一族の不動産ビジネスを巡る不正疑惑についてもニューヨーク州が調査を進めている。

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