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お受験&キチママに粘着されるワイの話を聞いてくれ

1 :田舎ママ:2026/05/18(月) 14:31:43.93 ID:OIDv3Zvl/
今年三月に、近所の老夫婦の息子一家が同居の為、引っ越してきた。
そんな息子一家は都会から引っ越してきたらしい。
息子夫婦の嫁、とんでもない人でした。

ちょっとだれか聞いて&愚痴らせて&対策求ム。

2 :田舎ママ:2026/05/18(月) 14:32:59.60 ID:OIDv3Zvl/
誰か聞いてくれる人いないかな?

3 :田舎ママ:2026/05/18(月) 14:45:34.43 ID:OIDv3Zvl/
とりあえず書き込んでいくね

ワイ40代女、4つ年上の夫と小学5年生の息子、2匹の猫と田舎暮らし。
平日は正社員として事務員しているワーママ、夫は普通の会社員。
住んでるところは離島。

田舎と言ってもコンビニもドラッグストアも総合病院もあるが、電車はない上にバスは1時間に1本しかないようなところ。
自家用車がなければちょっと不便ではあるかな?

今年3月に近所のAさん(老夫婦)宅に引越センターのトラックが止まっているのを目撃。
聞くところによると、次男さん一家が都会から同居のために引っ越してくるとのこと。
次男さん一家には息子さんがいて、うちの息子と同じく5年生なのだそう。

近所に小学生は2人しかおらず、友達が増えるね、と息子も大喜び。

4 :田舎ママ:2026/05/18(月) 14:51:12.78 ID:OIDv3Zvl/
Aさん夫婦とは旦那さんが退職をされてから、代々受け継いだ農地でジャガイモやサツマイモ、ブロッコリーなどの栽培を手広くされていて、時々おすそ分けをもらったりするような仲。
近年は足腰が大分弱ってきていて、次男さん夫婦が手伝ってくれるとのことで、それはそれは大喜び。
次男さんは大手企業を退職してまで同居してくれるという。
都会で大手企業勤務。わざわざその暮らしを手放してまで来てくれるということに、私もさぞ親孝行な息子さんなのだろうな、と感心したよ。

5 :田舎ママ:2026/05/18(月) 14:58:51.36 ID:OIDv3Zvl/
3月の中旬にその次男さん夫婦(以下B男、B子、B息子とする)が家に挨拶に来たんだ。
B男「これからよろしくお願いまします、嫁も都会生まれ都会育ちで何分田舎の暮らしにはなれないでしょうから、何かあれば仲良くしてあげてください」
B子「・・・」
ワイ「これはご丁寧に。今後ともよろしくお願いいたします、そういえば息子さんがいらっしゃるんですよね?」
B男「はい、今度5年生になる息子がいます」
ワイ「うちの子も5年生になるんですよ、仲良くしてくださいね」
B男「息子は今親父と出かけているので、また改めてご挨拶にお伺いしますね」

まぁ、こんな感じであいさつは終わったわけだけど、この間B子は頭を下げるだけで終始無言。
どちらかと言えば、ふてくされたように口をとがらせているように感じた。
この時は、長旅の疲れが出ているのかな?程度で気にも留めなかった。

6 :田舎ママ:2026/05/18(月) 15:13:19.10 ID:OIDv3Zvl/
翌日の午前中、その日は土曜日でワイも夫も息子も家でまったりと過ごしていたんだけど、いきなりインターホンが鳴ったので玄関のドアを開くと、そこにはB子が立っていたの。
「あ、おはようございます、こんな朝早くにどうかなさいましたか?」
ワイの問いかけに挨拶を返すでもなく、眉間にしわを寄せて無言で一枚の紙を差し出してきた。
何?と思いつつ、その紙を受け取ってみてみると、どうやら転入に際する物品の案内らしかった。
「えっと?これは息子さんの?」
と尋ねると
「そうよ」
と一言。
何をしたくて何を聞きたくて、とかそういうのは一切なし。
「これがどうかされましたか?」
とさらに尋ねると
「田舎って面倒くさいのよね、店がないのにどうやってこういったものを揃えたらいいのよ」
と、意味不明にキレ気味で腕組みをしている。
店の場所を聞きたくて来たのかな?と思っていたら
「見たところ、あなたのおうち車2台もあるじゃない、うち車を購入したんだけどまだ納車されていなくて移動ができないのよね」
「はい?まぁ、2台ありますけど」
すると当然のように
「1台貸しなさいよ」
と手を差し出してきた・
「え?」
と困惑していると
「だーかーらぁ、1台貸しなさいって言ってんのよ、ほら、鍵貸して!」
とさらに手を伸ばしてきたんだ。もう唖然。
「あいつら、だっさい軽自動車と軽トラしかないのよ、あんたの家、一丁前にSUV持ってるじゃない、ダサいのに乗りたくないからそれ貸して!」
と。
マジで何なのこいつ?頭おかしいんじゃねぇかって思ったよ。

7 :田舎ママ:2026/05/18(月) 15:22:28.35 ID:OIDv3Zvl/
「いやいや、おっしゃってる意味が分からないのですが?」
と返すと
「はぁ?!あんたバカ?!」
とどこかのアニメで聞いたようなセリフが飛び出してきて面食らった。
「だから田舎人っていやなのよね、説明してやってんのに理解もできないの?」
と鼻で笑う始末。
そんなやり取りをしていると、なかなか戻らないワイを心配して夫がやってきた。
「どうした?」
と聞かれたのでカクカクシカジカと理由を話すと、夫も困惑。
「私たちの自家用車はお貸しすることはできません、バスを利用なさってはいかがですか?」
と夫。
するとB子はフンっと鼻を鳴らして
「バスぅ?田舎のジジババしか利用しないようなあんなのに私に乗れというの?」
とさらにヒートアップ。
そんなB子の姿に夫もあきれ顔。
「とにかく、車はお貸しできません、それにあなた、うちの妻のことはご存じのようですが私とは初対面ですよね?どちら様ですか?挨拶もなしでいきなり車を貸せと言われましても、さすがに非常識ではないでしょうか?」
と夫が言い切ると、B子はチッと舌打ちして
「これだから田舎者は嫌なのよね、ケチ!」
と捨て台詞を吐いて帰っていった。

8 :田舎ママ:2026/05/18(月) 15:29:21.96 ID:OIDv3Zvl/
その後は4月に入るまでB子に会うことはなかった。
夫は私の知らないところでAさんご夫婦に「車貸して事件」のことを話していたようで、春キャベツのおすそ分けを持ってきたAさん奥様に頭を下げられた。
Aさん奥様によると、結局あの後B子は学校に必要なものを、B男に連れられて軽トラで町へ買い出しに行ったそう。
あいにく軽自動車は車検に出しており、軽トラで行くしかなかったようだ。
買い物から帰宅したB子は「お尻が痛い」だの「乗り心地が悪い」だの文句たらたらだったようだが、無事に必要なものも買えてよかったのではないかと思う。

9 :田舎ママ:2026/05/18(月) 15:33:36.11 ID:OIDv3Zvl/
4月に入ってからまたひと騒動あったのだが、息子が帰宅したのでいったん落ちます。
今日は用事を済ませるために午後休をとったので、久しぶりに手の込んだ料理を作ろうかな?なんて考えているワイ。
B子事件にはまだまだたくさんのネタがあるから、仕事の合間にでも書き溜めて投稿するよ。

ここまで見てくれてありがとう!
ではまた!

10 :以下、VIPがお送りします:2026/05/18(月) 15:51:57.36 ID:lcE3j58yC
なかなか面白い人が引っ越ししてきたもんだな

11 :田舎ママ:2026/05/19(火) 08:12:49.47 ID:k2wTG6ztG
>>10
おはようございます。
なかなか強烈なご近所さんです。
今日はゴミの日で、集落の公民館にある収集所に出すんだけど。

やらかしてました。
この地域は缶、瓶、ペットボトル、燃えるゴミと言った感じの分別方法。(トレイの容器も燃えるゴミでOK)
半透明の指定ごみ袋って決まってるのに、B子は黒いごみ袋使用。
近所の50代C美さんと口論になっていました。
「どうせ燃やすんだから色なんて関係ない!」
「色まで指定してくるなら、無料でごみ袋を配布しなさいよ!たかがごみ袋で500円なんて高いのよ!10枚ぽっちしか入っていないじゃない!」
と騒いでいて、朝から見ているだけでどっと疲れるような場面に出くわしてしまったよ。

これまではB男、Aさん夫婦がゴミ出しをしていたけど、引っ越してきてこの二か月間、何を見てきたのだろう?と。
まだまだこういった細かなトラブルにも出くわしそうです。

では仕事に行ってきます!
また書き込みにくるよ!
皆も一日元気で過ごしてね!

12 :田舎ママ:2026/05/19(火) 11:20:25.23 ID:k2wTG6ztG
さて、4月に入ってからのお話を。
4月4日(土)
自宅から1キロほど離れたところに夫のいとこ夫婦が住んでいて、その家の娘さんがこの度新1年生。
入学式を4月9日に控え、入学祝も兼ねて親族一同でパーティーが開かれることになった。
会場は我が家の裏に隣接する義両親宅。(ちなみに良ウト&トメ)
義両親宅は昔ながらの平屋作りで客間と床の間にふすまを取り外せば20畳ほどの大広間になる。
畳の上に長机を並べて、親戚の奥様方が作ったご馳走を所狭しと置く。
入学祝いということで、お祝いを包んでケーキも用意。
親族一同、計20名ほど。隣町からも皆車を走らせて集まってくれた。
男衆はパーティーというより、ほぼ宴会のノリで午後3時だというのにどんちゃん騒ぎ。
息子やいとこ連中はおいしいおいしいと舌鼓を打ちながらもりもり料理を食べていた。

開始から一時間ほど経った頃、どんちゃん騒ぎを聞きつけたのか招かざる客が。

13 :田舎ママ:2026/05/19(火) 11:21:55.10 ID:k2wTG6ztG
ジュースを足そうと席を立った時、縁側の開けっ放しの窓の方から視線を感じる。
見てみると、庭の垣根の隙間からB子がじっとこちらを覗いていたのだ。
「えっ」と、思わず声が漏れた。
その声に気づいたトメがワイの視線の先に目をやって一瞬体をびくっとさせたので奥様方の視線も一斉にその方向へ。
「あの人って、AさんのところのB子さんだよね?あの変わった人って有名な・・・」
「なんで見てるの?」「用事かな?」「怖い怖い」
などと奥様方はひそひそ。
縁側から「こんにちは、何か御用ですか?」と問うと、なぜかふてくされた顔で垣根を割って庭へ入ってきた。
確かにスカスカの垣根ですが、普通そこから入ってくるか?と奥様方&ワイ、唖然。
「えっと?」
その顔と行動をいぶかしみながら声をかけると
「なんで呼んでくれないのよ」と。
いやいや、親戚の集まりなんですけど。
「ごめんなさいね、親戚のお祝い事なのでご近所の方は招待していないんですよ」
と、丁寧に断りを入れると
「これだから田舎者は!こんなことしてるから田舎は閉鎖的って言われるのよ!」
その発言に、飲むのに夢中だった男衆もポカーン。
「最近越してきたばかりの私たちも招待しなさいよ!歓迎会を兼ねて親戚のお祝いと合同でしてくれてもいいんじゃなくて?」
リアルに「〜なくて?」という言葉を聞いた。
本当にこんなしゃべり方の人っているんだなぁ。
思わず吹き出しそうになったんだけど、そこへウトが登場。
ウト「AさんとこのB子さんか、あんたの話は息子からも嫁ちゃんからもほかの近所の人からも耳にしているけど、まぁ本当に非常識なおなごやな」
B子「非常識って何ですか?」
ウト「いやいや、なんで親戚のお祝い事とそっちの引っ越し祝いを兼ねてしてやらなきゃいけんのだ?」
B子「過疎地のこんな田舎に引っ越してきてあげたんですよ?人口増加に貢献してやってんだから感謝されこそすれ、非常識ですって?」
と顔を真っ赤にして地団駄を踏みだした。
その姿にウトは大笑いしながら
「それにお祝いしてくれって自分からは普通は言わんよ、非常識の前に図々しいってやつか!」
と大声で言ったので、親戚一同大笑い。
すっかり笑いものになってしまったB子は、「馬鹿にするな!この田舎者なんかのご飯なんか食べれるか!」と箸って逃げて行った。

14 :田舎ママ:2026/05/19(火) 11:23:09.19 ID:k2wTG6ztG
この辺りの状況を何も知らない隣町の親戚にも醜態をさらしてしまったB子。

あー、怖い怖いw。
だって田舎って良くも悪くもうわさが広まりやすいからね。
B子を知らない隣町の人にもあっという間に知られていくことだろうw
4月4日土曜日、華々しく隣町に「隣町のやばい女」という格好の噂の的が誕生したのであった。

次の事件はその数日後、始業式の日に起こります。

お楽しみに。

15 :以下、VIPがお送りします:2026/05/20(水) 00:25:31.46
こんな人ほんとにいるんだ……
キレなかったみなさん立派でつ

16 :田舎ママ:2026/05/21(木) 08:49:10.86 ID:Oi2NS5q3X
>>15うん、本当にこういう生き物は生息しているんやでwもはやワイたちの中では人間ですらない存在になってしまっている。
さて、始業式のお話を。
4月8日、始業式。
息子は眠いと言いながら、何とか朝ごはんの席に着く。
「だから言ったでしょ、休み期間だからって夜更かしするから体がだるいんだよ、規則正しい生活を心がけなきゃ」
と説教するワイを
「今日は給食ないからね」
と、別な話題にすり替え、息子は軽やかにスルー。(このスキルは夫譲りである)
「あぁ、そういえばB息子君も今日から一緒に登校だね」
あの挨拶の日以降、B息子に会うことはなく息子も今日が初対面である。
「B息子君ってAじいちゃんとこの子だよね?」
おや、息子、面識あるんか?そりゃ休み期間中は近所の友達とそこら辺の田んぼや空き地で走り回っていたもんな。見かけないわけもないか。
「どこかで会ったの?」
「うん、Aじいちゃんの畑の草むしりを手伝っていたよ、見ただけで話はしてないけど、あとでAじいちゃんが教えてくれた」
「息子と同じ学年だって。仲良くしてあげるんだよ」
夫がそういうと、息子は「うん」と頷いて、ご馳走様、と食器を下げた。

17 :田舎ママ:2026/05/21(木) 08:49:35.83 ID:Oi2NS5q3X
どんな子なんだろう?おとなしくて真面目そうなB男さん、そして(ワイの中では)地球外生命体のB子、その間に誕生したB息子君。
B子の遺伝子が強かったらどうしよう、息子にも危険が及ぶかも・・・
等と考えていると、インターホンが鳴った。外から息子を呼ぶ子供の声。
いつも息子を迎えに来てくれるY君とM美ちゃんである。
Y君は6年生、M美ちゃんは3年生、二人は兄弟である。地域に保育園が一件しかないこともあり、子供たちはそこからの付き合いである。
Y君M美ちゃんのお母さんK子さんは京都出身で、酪農業を営んでいる旦那さんとその牛に惹かれ嫁いできたというなかなかすごい人。
だって、京都のはんなり美女が「酪農も牛の世話も全力でします!」と逆プロポーズみたいな形で嫁いできたんだよw
あの話には参ったよ。酪農をしているため、朝早くから牛舎へ行っている。そんな親の背中を見てきた子供たちもすごい。
Y君は朝5時の起きて、洗濯機を回して家族全員分の朝食の準備、妹の学校の準備、難なくやってのける。M美ちゃんはその間の掃除機をかけて庭の掃き掃除までするという。
それを誰に言われたわけでもなく率先して楽しそうに取り組んでいるそうで、感動を超えて尊敬の念まで抱いたほどだ。
玄関先で待っている兄弟の姿を見ながら、ええ子たちやな〜などと考えていると、奥の自室から息子が飛び出してきた。
「いってきまーす」
3人そろって笑顔で登校していった、が、10秒もしないうちにM美ちゃんが慌てた様子で戻ってきたのである。
「おばちゃん、変なおばさんが怒ってる」
と、半泣き状態でワイの手を引っ張った。
「え!?不審者!?」
今まで不審者なんてこの田舎で聞いたことがないワイは、一応子供たちとわが身を守るために玄関に会った竹ぼうきを手に取りM美ちゃんと走り出した。
道に出てみるとそこには、顔を真っ赤にしたB子、その後ろに隠れるようにB息子君らしき男の子がたっていたのである。

18 :田舎ママ:2026/05/21(木) 09:15:32.30 ID:Oi2NS5q3X
鬼の形相をしたB子を前に、息子もY君も固まって動けないようだ。
「おはようございます、どうしたんですか?」
ワイも近づくのが怖い、だってまた意味不明なことを言われたらたまったもんじゃないからね。
「どうしたもこうしたもあるもんですか!」
「えっと?何があったの?」
子供たちに聞いてみると
「早口で何言ってるか聞き取れなかった」と。
「だからぁ!どうしてウチの子を迎えに来てくれなかったの?って聞いてんの!」
B子の発言にワイらはポカーン。だってそんな約束してないし?
そんな鬼発狂のB子の後ろで、もじもじしているB息子君。
「仲間外れなんてかわいそうでしょーがー!」
B子はさらにヒートアップ。
「まぁ、一旦落ち着きましょう?」
なだめるように言うが、やはり地球外生命体、言語は理解できないようだ。
「登校初日から仲間外れなんてひどいわよ!それとも、都会から来たから妬んでるの?」
その言葉にワイら再びポカーン。都会から来たから妬む?え?何を?やっぱり意味不明。
M美ちゃんが泣きそうになっているのを見て、ワイは冷静になった。
「お言葉ですが、何ですか?さっきから。まるで迎えに行かなかった子供たちが悪いみたいに言っていますがそもそも迎えに行く約束などはしていたのですか?」
言い返されるとは思っていなかったようで、一瞬B子は言葉に詰まったようだった。

19 :田舎ママ:2026/05/21(木) 09:55:25.62 ID:Oi2NS5q3X
「そもそも、ですよ?子供たちはB息子君と話したこともないですしほぼ初対面です、まぁ以前Aさんの畑で見かけた程度だと聞いています」
とうとうM美ちゃんが泣きだしてしまった。そうだよね、大人の言い争いって子供には怖いよね。
間違った、人間の大人vs地球外生命体だった。そんなM美ちゃんの肩を抱き、さすりながら
「それしそんなに感情的に怒らなくても、次から一緒に登校してあげてね、程度に声をかければよかったんじゃないですか?」
「何ですって?誰がヒステリーですって?」
いやいや、ヒステリーなんて一言も言ってないw
近くの広場にある掲示板の時計が目に入る、やばい、このままでは遅刻してしまう!
「一旦のところはこれで!B息子君も明日から一緒に登校しようね!迎えにはいけないけどみんなそこの広場で毎朝集合したらいいんじゃないかな?」
そこまで言うと息子、Y君、M美ちゃんは「うん」と頷いた。一方B子はまたもや顔を真っ赤にして
、なんで迎えに来ないのよ!、と喚いている。その答えは簡単だ。
「あのですね、お宅、学校と逆方向なんですよ」
そうなのである。
ワイ宅から南にY君M美ちゃん宅、さらにその南にB子宅がある。学校に一番近いのはワイ宅。つまり学校から一番遠いのはB子宅になる。朝から逆方向し迎えになど誰だって行きたくはないよね。
田舎だから通学バスもないし(中学校、高校にはあるけどね)
「それでも迎えに来るのは常識ではなくて?友達でしょう?!」
でたw〜なくて?やっぱり笑える。
「同級生にはなりますけど、初対面だってなんかいい言えばいいんですか?その前にその感情的に怒鳴り散らすの本当にやめてもらえませんか?不愉快ですよ、朝から」
再び時計に目をやると本当にやばい時間になっていたので、子供たちの肩をたたいて急がせた。
「ちょっと待ちなさいよ!話は終わってない!」
「そんなことはどうでもいいからB息子君も急いで!遅刻しちゃうよ」
とB息子君を急がせた。ハッと顔をあげて息子たちの背中を追うB息子君。息子たちもそんなB息子君を待っていて、そこからは4人、急ぎ足で学校へと向かっていった。
何とか間に合うかな、と胸を撫でおろしたと同時に、背後からの視線に一気に背中に悪寒が走った。
「ちょっと!なんでアンタの家には迎えに来て、うちには来ないのよ!」
まだも言うかw
「ですから先ほど説明したでしょう?学校へ行くついでなんですよ、あの2人が迎えに来るのは。それに子供たちは幼稚園からの友達ですし」
「何ですって?じゃあうちの子は友達じゃないっていうの?」
本当にこの人、もとい宇宙人には日本語が通じない。
「ですからさっき提案したでしょう?広場を集合場所にして、そこからみんなで通えばいいのではないかって。聞いてました?」
「だぁかぁらぁ!迎えに来なさいって言ってんのよ!可哀そうでしょ?!」
だめだ、もう話にならない。

20 :田舎ママ:2026/05/21(木) 10:00:26.87 ID:Oi2NS5q3X
その後もわぁわぁと一人で喚いていて、ワイはそのまま放置していいのかわからずただ茫然とそこに立っているだけだった。
遠くからトラクターの音が聞こえる。あれからかれこれ20分はこうして立っているだけのワイ。
トラクターの音がだんだん大きくなってきたので右方向に目をやると、真っ赤なヤ〇マーのトラクターが。
運転手はなんとY君M美ちゃんのママK子さん!この人トラクターでもトラックでも何でも乗りこなしてしまうパワフルママなのであるw
私たちの目の前にトラクターを止めると、窓から顔を出して
「おはようございます、こないなところで何してますの?」とのんびり口調で話しかけてきた。
その瞬間、B子が雄たけびにも似た大声を出したので
「なんですの?化け物でも見るような顔で」
と怪訝な顔のKママ。
「く、臭い!!!臭い、いや、汚い!いやーーーーー!」
B子は鼻をつまんで一目散に逃げだしてしまった。
それもそのはず。Kママの運転するトラクターの後方には大量の牛糞を積んだ台車が。
「朝から嫌な感じやわ、あ、そうそう、うちの子らいつもありがとうねぇ、寄らせてもろて」
「いえいえ、いつも元気に挨拶してくれて、こっちも元気をもらってるよ」
「〇〇(ワイの名前)ちゃん、新玉ねぎ沢山あるからあとで取りにおいでよ、今から畑に後ろ(牛糞)撒いてくるから1時間後くらいでいい?」
「うん、助かる!いつもありがとう」
「ほな、あとでねぇ」
Kママは颯爽とトラクターで走っていった。格好いいなぁ。しかし、牛糞でB子を撃退できるとは。
毎朝この時間帯は誰かしら牛糞を運んでいるので、もしもまたこんなことがあればいい撃退方法になるだろう。
その前にもうこんなことは本当にごめんだ。あの宇宙人、癇癪持ちか?
これまで笑顔を見たこともなければ、まともに会話できたこともない。
息子同士、同級生だし1クラスしかないし・・・今後、どのように対応していけばよいのか。
先が思いやらるな。そう肩を落とすワイであった。

実はこの日、放課後にも事件が起こります。

それはまた後日。

21 :以下、VIPがお送りします:2026/05/21(木) 11:35:25.37 ID:sm6w6KL3N
事実は小説よりも奇なり…か。
田舎ママさん、こんな地球外生命と言葉を交わす努力をしているなんて凄すぎる。

22 :田舎ママ:2026/05/22(金) 08:16:12.30 ID:/g6yvTP0B
おはようございます。
ここで、Aさんご夫婦、B男一家についてご説明を。
Aさん家はもともとこの地域の豪農で、手広く農業をされています。
長男夫婦はF県住み、B男一家は都会からやってきました。
Aさんの敷地内には母屋と離れがあります。
離れはAさんの両親が暮らしていたそうですが、今回B男一家が引っ越してきたので離れはB男一家が住むことに。
敷地内同居のような形で生活しているそう。

聞いた話、お姑さん(Aさん奥様)と嫁であるB子の関係はあまりよくないのだとか。
畑仕事の手伝いをお願いすると、爪が痛むから、とか、手が荒れるから、と言い訳。
そのたびにB男が「B子は体が丈夫じゃないから」とかばって、一人で手伝いに行くのだそう。
Aさん旦那様曰く、「息子夫婦のことに首を突っ込みたくないから、放置している」と。

畑に行かない間、B子は家事を頑張っているのだろう、慣れない田舎で慣れようと努力しているのかもしれない。
と、はじめは様子見だったAさん夫婦。
しかし、洗濯掃除はできても料理は不得意なようで毎晩のようにおかずをもらいに来る有様。
お礼も言わず、出来立てのおかずをひったくるように持っていくのだとか。
B男に相談しても、「B子もいろいろ疲れているから大目に見てくれ」と言われて終わり。
まったく頼りにならない息子と、横柄で横着な嫁。(何に疲れているのか全く分からない)
息子夫婦が来てくれたら助かるよ、と言っていたあの頃のAさん夫婦はよりも、今の方がやつれている気がする。
しかし孫のB息子君は自ら進んで畑についてくるらしく、草取りや追肥作業なども楽しく学びながらしているらしい。
そんなB息子君のことをとても大切にかわいがっているAさん夫婦。
息子と嫁はあんな感じなのに、孫はとても素直でよくできた子だ、と、ゲートボールの集まりでウトに話していたらしい。

23 :田舎ママ:2026/05/22(金) 08:51:09.33 ID:/g6yvTP0B
>>21
ワイも大変なんやでw何せ言葉が通じないからねw

さて、始業式の日。
朝からひと悶着ありましたが、お昼前になって息子が帰ってきた。
始業式の後は、全校生徒(21人)が集まって体育館で翌日の入学式の設営作業をするのが、この学校の恒例である。
毎年、前年度の卒業生が育てた花の鉢を入学式で飾る。小学生が育てたとは思えないほど、それはそれは見事なものである。
おもにサイネリアやリビングストーンデイジーなどのカラフルな花。
学校によって異なるとは思うけど、この学校には大きなハウスがあって、四季折々の花や野菜を子供たちが植えて手入れしている。
息子は去年トマトを栽培して(本人の観察日記によると)20個収穫して帰ってきたが、帰り道の途中で小腹がすいて17個食べてしまい、食卓に並んだのはたったの3つであったという話は我が家の伝説である。
(でも甘くておいしかったなw)
朝からトラブルはあったものの、Y君もM美ちゃんも、そしてB息子君もいつの間にか仲良くなって楽しそうに設営をしていたらしい。
息子のそんな話を聞きながら、「仲良くなってよかったね」なんて嬉しく思った(B子な難ありだけど子供に罪はないしね)。
息子は昼食後、Y君とB息子君と近所の広場で遊んでくるといって、元気に家を飛び出していった。
そんな息子の後姿を見送りながら、これで少しはトラブルもなくなればいいのだけど、と、安堵と懸念が混じったため息が出てしまったのはここだけの話。

15時過ぎごろ、ウトが新ジャガが大量に収穫できたと言ってニコニコしながら持ってきてくれた。
この日たまたま息子の始業式に合わせて有休をとっていたワイ。
夕食の仕込みに取り掛かろうとしていて、そこに新じゃがの登場である!
コロッケでも作ろうかなー、とウトと話していた。
そんな折、息子がY君、B息子君を引き連れて帰ってきた。のどが渇いたというので子供らに麦茶を与え、縁側でウト含め5人で会話をしていた。
ウトは息子らの話を楽しそうに聞いていて、ほっこりする光景であった。

しかし、この穏やかで温かい空気はヤツの登場によりずたずたに引き裂かれたのである。
「二度あることは三度あるというが、なぜヤツは我が家を標的にしているのだろう」
この言葉はワイが日ごろからつけている日記に書いてあった一文であるw

24 :田舎ママ:2026/05/22(金) 09:06:25.16 ID:/g6yvTP0B
遠くからB息子君の名前を呼ぶおぞましい声が聞こえてきた。
「B息子―!どこ行ったー?!どこにいるのー?!」
そう。宇宙人の声である。
何となくその声は怒気をはらんでいて、B息子君に目をやると怯えたような目をしていた。
息子とY君もその声に気づいたようで「お前、名前呼ばれてるよ?」「出かけること話してなかったの?」と息子らがB息子に問う。
「おじいちゃんとおばあちゃんにはちゃんと言ってきたよ」とB息子君。
宇宙人の声がどんどん近くなってくる。
「B息子―!返事しなさーい!」
B息子君が立ち上がって「ここだよー!」と返事した。
・・・おいおい、ここへ召喚するでない。
「もう!こんなところにいたの?!帰るわよ!」
庭先にずかずか入ってきた宇宙人はまだ麦茶を飲んでいるB息子君の腕を勢いよく掴んで立ち上がらせようとしている。
あまりの剣幕に息子らは怯えている。「人様の庭先で何事か!」と、ウトがそれを制した。
「まだ麦茶を飲んでいるじゃないか!そんなに乱暴にして、コップを割って怪我でもさせたらどうするんだ!」
ウトは声が大きい、ものすごく大きい。その声に驚いたのか宇宙人はB息子君の腕を離した。
「な、なんですか?あなた、関係ないでしょう?大体この子がいけかいんですよぉ!?」
やばい、ヒステリーが始まってしまった。
勘弁してほしい。ウトよ、あなたこの前の入学祝いの席でこの人がどんな人かわかっているでしょう?
始まってしまうよ、あー、本当にストレス。なんて考えていると、とうとう癇癪論争が始まってしまった。

25 :以下、VIPがお送りします:2026/05/22(金) 09:41:16.87 ID:w1IYXjdxW
大変だな

26 :田舎ママ:2026/05/22(金) 09:45:00.35 ID:/g6yvTP0B
ここまで読み返してみると、かなりの誤字脱字・・・。ごめんなさいw
続き→ 宇宙人「大体、どうして今日給食がないことを言わないの!?おかげでク〇BBAから怒られたじゃない!」
B息子「だって僕今日が初めてで、知らなかったから・・・」宇宙人「あぁ?」
その瞬間、以前宇宙人が車貸しなさい事件で我が家へ来た時のことを思い出した。
「B子さん、以前転入のしおりを持っていましたよね?おそらくですがそのしおりに書いていたと思うんですけど・・・」
その言葉を聞いて、ハッと何かを思い出した宇宙人。でも、今度は怒りの矛先がワイに向かってしまったようだ。
「じ、字が小さくてわからなかったのよ!その前に今朝会っているんだから教えなさいよ!」
「えー・・・?」言葉が出なかった。なんと答えるべきなのだろうか?正解は何だろう?「給食がないと知っていればお昼ご飯だって用意したのに!ク〇BBAから『食事くらいちゃんと用意しなさい!』って怒られたのよ?私!」
そしてB息子君の方向へ向き直ると
「あんたもいちいちアイツラ(多分Aさんご夫婦)のところへ行くんじゃない!私が何もしてないみたいじゃない!」
そこまで言い切ると、肩で息をしながら顔を真っ赤にしていた。
「だっておうちに何もなかったから・・・」
ぼそっと呟いたB息子空は泣きそうな顔でうつむいた。その光景を黙ってみていたウトは、はぁー、っと大きなため息をついて
「B子さん、そこまで怒鳴る話じゃない」と冷静に言い放った。
「こっちへ引っ越してきたばかりで大変なのはよくわかるし、しおりの見落としだって仕方がないことだ」
すかさず宇宙人が「見落としなんかじゃ・・・」と割り込む。
「最後まで聞きなさい!」とウトが一喝。途端に宇宙人は黙り込む。
「転入はとても大変だと思う、息子君だって不安だろうし心細いと思うよ、だからこそ親がきちんとサポートしてやらなきゃならん」
とうとうB息子君は泣き出してしまった。息子は縁側から居間へ走り、ティッシュをもってきてB息子君へ差し出していた。
「人を責める前にまずは親としてやるべきことをちゃんとやれ、それも息子君の為だろう」
さすがにウトの話を聞いて反省したのか、それとも思うことがあったのか、宇宙人は黙って下を向いていた。

27 :田舎ママ:2026/05/22(金) 09:47:01.67 ID:/g6yvTP0B
「さぁ、今日はもう帰りなさい、Y君もな」ウトは立ち上がって空を見上げた。
「雨が降るぞ、だから早めに帰りなさい」
そういうウトの視線の先には黒い雲が立ち込め始めた灰色の空があった。
家を去る際、B息子君がこちらを振り向いて「今日はごめんなさい、ありがとうございました、あと麦茶ごちそうさまでした」
と頭を下げた。
なんて礼儀正しい子なんだろう。親はあんな宇宙人でも子供はしっかり育っているようだ。B男さんの教育なのか、はたまた反面教師なのか。
まぁ、よくわからないがワイも「また遊びにおいでね」と手を振った。
さすがにY君も宇宙人と一緒に帰るのは嫌だろう(途中まで道が一緒だし)。
そう思ってY君を引き留めて、先ほどもらった新じゃがをおすそ分け程度に持たせてあげることにした。
「今日ね、Kママから新玉ねぎをいただいたの、そのお礼って伝えておいてね」
というとY君は「わぁ、俺新じゃが大好き!ありがとうございます!」とお礼を言って帰っていった。
残されたワイとウトはぼーっとしつつ、「Aさん夫婦、大丈夫かな」と話した。
「しかしB子とやら、俺の大親友のAのことをさんざんに言いやがって」ウトはかなりご立腹のよう。
ワイも半分八つ当たりされた感じで、言われたことが消化できずに麦茶を片付けた。

その後はKママから頂いた新玉ねぎをウトに分けて持たせ、「B息子君大丈夫かなぁ?」と心配する息子をなだめながらこの日は終わった。

次の事件は、4月13日、学校全体のPTAの日に起こります。
現在進行形、宇宙人は近所に住んでいるので毎日どんな事件が起こるのかひやひや過ごしています。

みなさんも言葉の通じない、意思疎通のできない宇宙人にはご注意くださいねっ☆

土日は家族でリフレッシュも兼ねて遊びに行ってきます。
来週あたりまた書き込みに来ますね!

ここまで読んでくれてありがとう!

28 :以下、VIPがお送りします:2026/05/22(金) 11:59:36.77 ID:w1IYXjdxW
保守

29 :田舎ママ:2026/05/25(月) 09:10:16.39 ID:z2uCI/3Qb
おはようございます。
>>28
保守大事ですよ、気を付けましょう!
さて、土日はいとこ夫婦と泊りがけでキャンプに行ってきました。
自宅から50分ほど車を走らせたところに漁港があって、その横がキャンプ施設になっております。
子供たちは小雨が降る中、釣りを楽しみ、夜は釣った魚を刺身にしたり塩焼きにしたりと楽しくキャンプができました。
雨のキャンプ、大変だろうと覚悟はしていたけどそれなりに楽しかったよ。
では、4月13日のPTAでのお話を書いていきます。

午後3時から体育館にて全体総会、その後は各学年の教室にて学年PTAが行われました。
毎年のことながら、子供の机に親が座る、みたいな感じで着席。
去年より少しだけ高くなった机の高さに息子の成長を感じました。
役員決めがあって私は体育委員になってしまった(運動会の準備や用具の手入れ・確認作業をしたりするよ)。
その後、転入してきたB子もとい宇宙人の挨拶がありました。
「三月にこちらへ引っ越してきましたB息子の母・B子でぇす、都会でした生活したことがないので田舎のしきたりはわかりません、お手柔らかにお願いしまぁす」
みたいなくねくねした挨拶。そして相変わらずの「田舎」サゲ。
ママたちは「は、はぁ・・・」みたいな微妙な顔で拍手していたよ。
いつもの強気宇宙人は何処へ?と思うほどのくねくね。それもそのはず。
担任の先生は佐〇健似のイケメン・T先生(29歳独身)。学校中のママたちのアイドル的存在なのである。
どうやら宇宙人はT先生の前では本性を隠したらしい。
ただ、本性を知っているワイやKママはあきれて苦笑いしかできなかったよ。
挨拶も無事?に終わり、会の終盤に質疑応答の時間が設けられたんだ。
すかさず宇宙人が挙手。進行係のOさんが「どうぞ」という前に発言しだしたんだ。
「えっとぉ、5年生と言えばそろそろ本格的にお受験を考えてらっしゃる方もいると思うんですけどぉ、私この土地に関してまだ何も知らないものですからぁ、皆さんどこの中学をお受験なさるのかなぁってぇ」
教室内のママさんの頭の上に「?」が一斉に浮かんだように見えた。
Oさん「高校受験じゃなくて、中学受験ですか?」
宇宙人「ええ、皆さんお受験なさるのよね?」
Oさん「この地域には中学校は3校しかないので、それぞれの地域に一番近い学校へそのまま進みますよ?」
その言葉に宇宙人、なぜか発狂。

30 :田舎ママ:2026/05/25(月) 09:28:04.16 ID:z2uCI/3Qb
「何ですって?!お受験もなしですの?」
ママさんたちはみんな、うんうんと頷いている。
「子どもの才能を伸ばすために、よりよい学校への進学は皆さん考えてらっしゃらないということ?」
Oさん「というよりも、この地域では昔からこんな感じです、どうしてもという方は県本土の中学校の受験をされているのではないですかね?」
そして最後にOさんは「まぁ、聞いたことありませんけど」と付け加えた。
この地域に昔から住んでいるワイは、中学生のころ、都会では中学受験があるということにびっくりした。
おそらくこの教室にいるママさんのほとんどが同じだと思う。田舎では受験はせずにストレート入学が主流。
それが当たり前だと思っていたので、高校受験もあるのに中学受験なんて都会の人は可哀そうだなぁ、なんて思ったことがある。
「中学受験なんてここでは聞いたことないよね?」「うん、そのまま中学入学出来るしねぇ」とママさんたちはぼそぼそと会話している。
「まぁ!皆さんはお子様にエリートになってほしくはないのですかぁ?!」
宇宙人がそう叫ぶと、教室内はシーンと静まり返った。そして宇宙人はT先生を振りかえって
「先生はどう思われますの?子供の将来を考えれば受験は当然のことですよね?!」
と目を見開いて言い放った。
「えっと、この地域は少子高齢化も進んでいますし、学校数も限られていますからね、受験自体が昔からないんですよ」
T先生の意見に、ワイらは同意。
「そうおっしゃる先生は教員として、もちろん中学受験はなさったのよね?」
「え?いえ、私も本土の田舎で育ちましたものですから受験はしていませんよ」
その返答に、宇宙人は顔を真っ赤にして小さく「うそでしょ?」と呟いた。
「信じられない!受験もせずによく教員になれたわね!そんなんじゃまともな高校も大学も出ていないんじゃないの?!」
「まぁ、高校に関してはそこまで有名でも、進学校でもなかったですね」
苦笑いする先生が何となく可哀そうに思えた。
「この学校といい、この田舎といい・・・まともじゃないわ!教育に悪い!」
そう吐き捨てると宇宙人はバッグを掴んで教室を飛び出していった。
残されたママたちとT先生はポカーンとするしかなかったわけだが。
その後は何事もなかったように、直近の行事について説明が行われ、解散となった。

31 :田舎ママ:2026/05/25(月) 09:38:29.78 ID:z2uCI/3Qb
教室を出てからKママと談笑しながら靴箱へ。
「あの人、前からなんか変わってるとは思っていたんやけど、変わってる以前にキ〇ガイという感じやわぁ」
と、ため息交じりにKママ。
「うちの実家あたりも中学受験はなかったなぁ、中学受験にそこまでこだわる意味が分からんわぁ」
「うんうん、ここではそんな感じだよね、でも都会では受験させることが当たり前ってところもあるみたいだから」
「地域によっていろいろあるんやねぇ」
※中学受験を悪く言っているのではありませんのでご注意を。
こんな話をしながら駐車場へ向かった。

が、4月13日の話。
翌日にも事件がお起こります。
その話は後ほど。

32 :田舎ママ:2026/05/25(月) 16:47:24.37 ID:z2uCI/3Qb
翌日の朝、いつものように自宅近くの広場で待ち合わせをする息子たちの元気な声が自宅にまで届いていた。
ワイは「今日も元気だなぁ」なんて考えながらバルコニーに洗濯物を干していた。
時計を見ると7時35分、ワイも化粧をしたら出勤しなければならない時間。
職場は車で10分ほどの会社で、出勤時間は8時半。急いで干し終えると、ペペペッと化粧を塗りたくって準備完了(化粧は得意ではないので日焼け止めと下地、ファンデーションと眉毛、リップくらいですw)
お弁当袋を下げて玄関へ。今家を出ればは8時15分くらいには着けるだろう。
パンプスを履いていざ車へ、と、玄関を開けると、門扉の陰から宇宙人が顔を覗かせていた。
「うわっ」と思わず声が漏れて、持っていた車のカギを落としてしまった。
「どうしたんですか?う・・・B子さん」思わず宇宙人と言ってしまいそうになるワイ。
宇宙人はしかめっ面、無言でワイをにらんでいる。
「何か御用でしょうか?私、今から仕事なんですけど」
時間を気にしつつ、宇宙人の横を恐る恐る通り過ぎて車へ向かおうとした。
「待ちなさいよぉぉぉ!」
いきなり腕に掴みかかってきたので、とっさにカバンで防御するワイ。その反動でお弁当袋が宇宙人の肩にぶつかってしまった。
「痛いわね!なにすんのよ!」
いやいや、こっちのセリフ、なんて考えていると「あなた!受験はどう思っているの?」とこれまたいきなりの発言。
「え?受験?高校受験ですか?」
「中学受験を受けさせないと一人前のエリートになれないでしょーがー!!!」
昨日の続きか、面倒くさい。ため息が漏れる。
「中学受験を受けさせてこそ、立派な母親と言えるのよー!なのにこの田舎には中学受験がないですって!?」
「昨日T先生もおっしゃったように、生徒数も少ない地域ですし、昔から受験なんてありませんよ」
カバンを肩にかけなおしつつ、話しながら車へ。やばい、時間がない。
「それでも受験はさせるべきよ!子供の学力を競い合う!そして出来のいい子は一組で、そうでない子は二組!みたいな感じにすればいいのよ!」
もう、勝手に言っててくれ・・・。時計を見ると8時10分。
「あの!B子さんがどう思っているかはわかりませんが、昔からこの地域には中学受験なんてものないんですよ!それに一組二組?この地域には一組を編成するだけの人数もいないのに分けられませんよ!仕事に遅刻するので失礼します!」
ワイはそう吐き捨て車へ乗り込んだ。
窓の外に目をやると、まさか言い返されるとは思ってもいなかったであろう宇宙人が苦虫をかみつぶしたような顔でこちらを睨んでいる。
睨んでいるというより、なんか目から怪しい光線を照射しているのではないか、と思うような強烈な眼光であった。
10府なれば会社には到着するのだが、朝の時間帯は近所のおじちゃんたちがマイペーストラクター等で道路を行き来している。
ゆっくりと走る高齢者マークの軽トラ、法定速度をきちんと守るスーパーカブばぁちゃんなどなど、そういった渋滞にはまってしまいことがあるのです。
なので早めに出なければ、遅刻してしまうことも。

33 :田舎ママ:2026/05/25(月) 16:50:55.16 ID:z2uCI/3Qb
そんな心配は杞憂で、何とか8時23分に出社することができました。
職場には息子の友達のお父さんも務めていて、お昼休みにB子についていろいろ話すことに。

仕事の関係でここまでしか書き溜めができませんでした。続きは明日投稿します。

皆さん、お疲れ様でした!

34 :田舎ママ:2026/05/26(火) 08:10:25.58 ID:m7cWjd49A
おはようございます。昨日の続きです。
息子の友人のお父さん(以下Uパパ)は、PTA当日の出来事を奥さんから聞かされていて
「すごい人がいるみたいだね」と、職場で話しかけてきました。
そのうえで「俺、B男さんと昔から知り合いなんだよね」とも。
Uパパ曰く、B男さんは平凡だけど優秀で誰にでも好かれる優等生タイプのB男兄(長男)さんと昔から仲が悪かったらしい。
そのせいで劣等感の塊で、卑屈になってしまい中学高校では友達が少なかったのだそう。
Uパパは「本当はB男と同級生なんだけど、友達ではなかったな、というか友達になれるような男じゃなかった」と。
高校時代のB男は「兄よりもいい大学を出てやるんだ」と言って、躍起になっていたらしい。
B兄は当時、三本の指に入る優秀大学とされていた地方圏内にある国立大学の医学部に一発合格。
B男も同じ大学を目指したものの結局不合格で、あまり有名ではない大学に入学したとのこと。
「昔はあんなだったけど、先月の引っ越しの後にたまたまコンビニで会うことがあってさ、大分丸くなったし顔つきも優しくなっていたから家庭環境でもよくなったのかと思っていたんだけどねぇ」
と、Uパパは鼻で笑っていた。
「奥さんがあんな感じなら、まともになるしかなかったのかもね」と。
そんな話を聞きながら、引っ越しの挨拶に来た時のB男の第一印象とは全然違うなぁ、なんて考えていた。

35 :田舎ママ:2026/05/26(火) 12:45:03.64 ID:m7cWjd49A
確かに性格とかは奥さんによって変わるとか、旦那さんによって変わる、とか言われているけど、ひねくれていた人を丸く変えるなどあるのだろか?
だとしたら宇宙人おそるべし。
まぁ、丸くならざるを得なかったのかもしれないけどw
帰宅後、夕食を終えて息子が寝た後、夫と宇宙人について語っていた。
Uパパから言われたこととか、今朝の一件などなど。
いろいろ問題があるなぁなどと考えていると、夫が不思議そうに聞いてきた。
「なぁ、なんで〇〇(ワイの名前)に絡んでくるんだ?B子さん」
考えてみたらそれもそうだ。車貸しなさい事件から、宇宙人と出くわしたり絡まれることが多い気がする。
PTAの事件の際も、ほかのママさんたちはあまり接点がないように思えたのは気のせいだろうか?
なんというか、「こんな人いるの?」みたいな感じで、よそよそしかった感じがする。
うちの近所でもあるし、息子同士も一緒に登下校しているし、確かにほかのママさんよりは接点は多いと思う。
Kママにはそこまで絡んでいる印象はないし(多分牛糞の一件以来、接点はないと思われる)
なんでワイばかりが絡まれるのだろう?なぞだ。(ちなみにこの謎はいまだに解けていない)

36 :田舎ママ:2026/05/26(火) 12:57:22.24 ID:m7cWjd49A
4月28日。
この日は息子は春の一日遠足。
雨が降ったりやんだりの天気が続き、息子は天気を気にしてテルテル坊主を作成。
部屋のカーテンレールに吊るしていた。そのおかげもあって、快晴とはいかなかったものの、若干雲が多い晴れとなった。
遠足はバスに乗って隣町の遊具の多い公園へ。
大きな広場には芝生が敷かれており草スキーができるので、息子はそれを一番楽しみにしているようだった。
「水筒持った?」「お弁当持った?」「レジャーシート持った?」いろいろ心配して確認するワイを息子は白い目で見ていた。
「お母さん、もう5年生だよ?ちゃんと一人で確認できるって!」息子はそういうとリュックサックを勢いよく背負って玄関へ。
息子の背中を見送りつつ、ふと足元を見るとお菓子の入った袋が置き去りになっている。
「おいおい息子よ、さっきの勢いは何だったのか」と笑いつつ、玄関の外にいる息子を呼び止める。
「おい、我が息子よ、5年生にもなればお菓子は必要なくなるようだな?」と声をかける。
息子はハッとしてこちらを振り返り、これはたまたま入れ忘れただけ!と、お菓子の袋をひったくって待ち合わせ広場へ駆けていった。
既にY君M美ちゃん、そしてB息子君は来ていたようでみんなで仲良く歩き出した。
ワイに気づいたY君たちは「いってきまーす」と笑顔で挨拶。可愛らしいこと。
さて、ワイも化粧して仕事に行きますか。

37 :田舎ママ:2026/05/26(火) 13:28:34.34 ID:m7cWjd49A
化粧を済ませ車へ向かおうとしたとき、門扉の横に人影が見えたので「まさか宇宙人!?」と一瞬身構えた。
そこにいたのは宇宙人ではなく、近所のおばあちゃんだった。
「今から仕事に行くとか?」「はい、今から行ってきます」と軽く会話した。
するとおばあさんが「あ、ちょっといい?」と尋ねてきたので「何でしょうか?」と聞くと「最近泥棒に入られてね、あんたも気をつけなさいよ」という。
「え?泥棒ですか?大丈夫だったんですか?」そう尋ねると「うん、数珠玉盗まれただけだから」とのこと。
数珠玉ってみんなわかるかな?法事の際に使う数珠ではなくて、植物なんだけど。
この地域では河川敷なんかに自生している植物の実で、灰色とか茶色、青黒いしずく型の実をつける植物があるんだ。
(分からない人はググってみてね!)
このおばあちゃんは薬草に詳しくて、自分で煎じて飲んだり傷薬にしているんだよ。
子供たちからは「薬博士」と呼ばれているw
話をよく聞いてみると、おばあちゃんは昔からリウマチに悩んでいて、痛みを和らげるためにこの数珠玉を毎年煎じて飲んでいるらしい。
収穫した数珠玉の実を洗って、大きなざるに入れて垣根の上で干していたらしいんだけど、少し目を離した隙にざるごとなくなっていたらしいんだ。
漢方ではセンコクっていう名前で知られているらしい(あながち民間療法ではないのかも?)
毎年冬の寒い時期に河川敷に行って一年分の薬として収穫するらしいんだけど、今年は裏年なのか収穫量が少なかったから大事に飲もうと思っていたのに、と肩を落としていた。
「あんなもの盗んで何にするのかねぇ?まぁ、見方を変えればつやつやで綺麗な実だから、誰かいいものだと思って盗んだのかねぇ?」
おばあちゃんはそう笑っている。
「どんなものでも盗みはいかんね、あんたも戸締りとかちゃんとしておくんだよ、私も垣根なんかに干すんじゃなかったよ」
おばあちゃんは笑いながら肩に鍬を乗せて畑の方向へ歩いて行った。
なんだか物騒な世の中だな、ワイも気をつけねば。
そしていつも通りに仕事をこなし、帰宅したのである。

38 :田舎ママ:2026/05/26(火) 13:50:33.05 ID:m7cWjd49A
夕方帰宅するとすでに遠足から帰宅していた息子は、近所の広場でいつもの4人で遊んでいた。
台所には、息子が洗ったのか、水筒とお弁当箱が伏せられていた。最近よく洗い物をしてくれる優しい息子である。
遊んでいたはずの息子が、玄関から勢いよく入ってきて「お母さん、Kママがさっきキャベツ置いていったよ」と叫んでまた出て行った。
子供って元気だよなー、そうそう、Kママにお礼しなきゃ。
そう思って夕食の準備もそこそこに、昨日届いたワイ実家からのお菓子の詰め合わせを手にしてKママの家へ歩き出した。
実家は隣町にあるんだけど、母は膝が悪くなかなかこちらへ出向いてこないので、時折息子にと大量のお菓子を送ってくる。
月に1,2回はワイも実家へ行くんだけど、そのたびにお菓子をくれるので、正直家には余るほどお菓子があるのである。
今日の遠足にもこのお菓子の何種類かを持たせていた。
Kママの家に着くと、ちょうど牛の世話を終えたKママが縁側で汗をぬぐっていた。
「Kママさん、さっきキャベツをいただいたようで、いつも本当にありがとうございます」
と頭をさげ、もしよかったら召し上がってください、そういってお菓子の詰め合わせを差し出した。
「えー!こんなにたくさん頂いてええの?嬉しいわぁ!」Kママは満面の笑みでお菓子を受け取ってくれた。
「いえいえ、物価高で野菜も高いですから、あんなにきれいなお野菜をいただいて申し訳ないくらい」
まだまだたくさんあるから、いつでもおすそ分けできるよーなんて談笑していると
「ねぇ聞いた?薬博士のところに泥棒が入ったんやて」
「うん、私も朝おばあちゃん本人から聞いたよ、薬にしようと思ってた数珠玉が盗まれたって」
「物騒な世の中やねぇ、暮らしにくくて嫌やわぁ」
「庭先にあるものを平気で盗っていくくらいだから、油断できないよね、Kママさんのところ、畑にたくさん野菜あるから、そういったものも気を付けた方がいいんじゃない?」
「せやねぇ、ここいらの人はみんな野菜作ってるから犯人はよその人かもね?あ、いや、でも」
Kママは一瞬何かを考えたように言葉を詰まらせた。
「せやわ、気を付けた方がいいね、うちの畑の横のハウス、今沢山の果物作ってるんよ」
聞くところによると、ブドウ、ライチ、キウイ、ポポー、アテモヤ等の珍しい果物の栽培を趣味で始めたらしい。
「ハウスですか、鍵つけた方がいいんじゃないですか?」
「せやね、防犯カメラもつけとこうかな、万が一のためにね」
そんなことを15分ほど話し、帰宅。
幸いうちにはそういった農耕地も盗まれるものもないから安心だ。
義実家の畑ではハウス栽培のイチゴがあるので、万が一を考え、帰宅早々義実家に電話をかけて用心するように伝えた。

39 :p4368051-ipxg00q01tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp:2026/05/26(火) 15:00:13.73 ID:vw9GdpRdc
急にこっわ
キチママがやってそう
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/148.0.0.0 Safari/537.36

40 :以下、VIPがお送りします:2026/05/27(水) 00:22:10.70 ID:V1GVksu0c
田舎ママさんおつやで。
こんな宇宙人ホンマにおるんやな…怖すぎるンゴ。

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