イブの別れ : あまひか
あまひか (
あまひか) 投稿者,
@ 2007-12-25 00:18:00
現在のヒトコト: 
毒男-1
タグ: 日記
イブの別れ
お気に入りの手袋を片方無くしてしまいました。多分、外ではずした時、鞄に突っ込んだつもりで落としてしまったのでしょう。気がついたら、鞄の中には左手用の手袋だけが寂しげに入っていました。
私の部屋には、そんな風に片割れを失った手袋が、もう二つあるのですが、それを組み合わせて使うことは有りません。当たり前ですか?そうかも知れません。人の目を気にしなければ、いくらでもつがいの片割れをあてがうことができますが、手袋も恥と言うものを知っているのでしょう。
一対の手袋は、その生涯に一度しかつがいを作らないのだと思いました。半身を失ったとしても、もう半身を差し替えることのない、それは唯一のつがいなのです。
人間はなんと素晴らしいのでしょうか。何度別れても、新しいつがいを見つけるチャンスが五万と有るのですから。ひとたび別離れてしまったらもう未来の無い手袋に比べれば、何度失敗してもやり直しがきくのです。多分、やり直しができる程度で言えば、軍手と同じくらい、自由につがいを替えることができるのです。
手袋の一途さも心を打たれるほど美しいですが、私は美しくなくとも、軍手のように生きたいものだと思いました。
